2021年10月、ブリティッシュ・コロンビア州政府は2030年までのCleanBCのロードマップを発表しました。それは、CleanBC計画で2018年から成し遂げられた進展の上に築かれるもので、より多くの企業がクリーンで再生可能な水力発電とクリーンエネルギーを使用することを奨励しています。ロードマップでは、B.C.の2030年の排出量削減目標を達成するために、気候対策を拡大して、その過程で人とビジネスをサポートする計画を立てています。ロードマップの主な指標には、以下が含まれます。
州は大手業界パートナーと協力して、汚染を減らすためにセクター固有の目標を確実に達成します。また、このロードマップでは、ブリティッシュ・コロンビア州の住民がより手頃な価格で利用できる、クリーンな代替手段でイノベーションを起こすことを奨励しています。
ブリティッシュ・コロンビア州は長年にわたりクリーンテクノロジー分野のリーダーであり、グラスゴーで開催された第26回国連気候変動会議(COP26)において、グローバルで評価されました。産業向けの革新的なCleanBCプログラムは最も創造的な気候対策ソリューション賞を受賞しました。
ジョージ・ヘイマン(George Heyman)環境・気候変動戦略大臣は次のように述べています。「このプログラムの成功にはイノベーションを支援する強力なコラボレーションが不可欠です。この賞を受賞できて光栄です。この賞は、2030年までのCleanBCの新ロードマップの全過程で、ポジティブな気候行動のために正しい道を歩んでいることを示すもう一つの指標になります」。
賞に輝いたプログラムは、相互に補完する2つの異なる取り組みで構成されています。CleanBC インダストリー・ファンドは、炭素税収入の一部を、鉱業、パルプ・製紙、セメント、農業、石油・ガス部門の温室効果ガス排出量を削減するプログラムへの投資に充当します。もう1つのイニシアチブはCleanBCインダストリアル・インセンティブ・プログラムと呼ばれるもので、企業が所属セクターで最も最低レベルの排出量を実現していることを示すと、排出量に基づいてインセンティブが支払われます。
BC貿易投資庁チームは、複数のグローバル市場で、ブリティッシュ・コロンビア州の企業とクリーンテクノロジーセクターの現地企業とを結びつける重要な役割を果たしています。2021年国連開発プログラム(UNDP)水素産業会議と燃料電池技術展示会は、業界屈指のイベントで、11月初旬に中国の仏山で開催されました。BC貿易投資庁は、B.C.の6つのチームを率いて、広州のカナダ領事館と提携してカナダパビリオンに参加しました。これにより、ブリティッシュ・コロンビアのクリーンテック企業は、輸出市場を多様化し、取引を増やし、低炭素商品のサプライヤーとして、またグローバル市場における理想的な投資先として注目を集める機会を得ました。
同様に、韓国では今月、H2世界国際水素エネルギー展示フォーラム2021が開催されました。韓国のBC貿易投資庁チームは、カナダパビリオンで取り組みを紹介したB.C.の3つの企業を支援しました。また、ブリティッシュ・コロンビア州の水素企業が見込みパートナーや投資家と出会うためのバーチャルB2Bマッチメイキングを促進しました。
B.C.は、カナダのクリーンのテクノロジー革新の最前線に位置し、世界クラスの企業の強力な基盤の上に築かれた優れた能力を誇ります。B.C.は、2030年までのCleanBCロードマップを通じて、必要なイノベーションとテクノロジー変革を支援することで、世界の需要を満たし、低炭素製品とソリューションの大手輸出国としてB.C.を確立します。クリーンテクノロジー業界の最新情報は、TwitterやLinkedInをフォローしてご覧ください。