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仮想現実と鉱業の世界が融合

拡張現実(AR)と仮想現実(VR)が、鉱業の未来を拓く日が来ると誰が考えていたでしょうか。でもそれは現実に起きている、とても魅力的なことです。VRは鉱業の未来であり、ユーザーはVRヘッドセットを装着して地理を正確に把握することができます。このテクノロジーにより、将来の施設やインフラについて構想を練り、じかに見えないものを見られるようになります。

B.C.の Llamazoo Interactive は、鉱山をデジタルで視覚化することで、地盤崩れの被害を未然を防ごうとしています。ビクトリア州を拠点とするこの企業は、採掘会社からデータを取得し、3Dで視覚化することができます。これは、同社が実際に Teck Resources Ltd. のために行ったことで、まだ存在していない採掘計画のために、データを50年間のデータに変換して視覚化することに成功しました。さらに驚くべきことに、わずか1か月でこれを成し遂げました。鉱業と資源セクターには、このようなプロジェクトに適用できる、膨大な量の未活用データがあります。ARとVRは、鉱業、林業、石油・ガスセクターのパラダイムシフトを実現するテクノロジーになるでしょう。

これらのセクターには、VRテクノロジーを活用する多くの利点があります。これまで、多くの企業がPowerPointや空撮写真を使って、コミュニティのステークホルダーに計画を伝えてきましたが、テクノロジーの力でステークホルダーが仮想的に現場にいられるようになります。VRは、特に天候条件など厳しい状況下で、現場視察に代わる手段となります。また、企業は現場視察の旅費を削減し、プロジェクト日程を最大1年間短縮できます。

VRは、これまで分散していた複雑な採掘計画のデータを再構築し、採掘会社の社内外のステークホルダーが採掘計画を臨場体験して、探査から閉鎖までのライフサイクル全体で計画を試行錯誤できるようにします。Teck ResourcesのGalore Creekプロジェクト は、世界最大の未開発の銅と金鉱床の1つに位置しています。Teck Resourcesは、採掘計画と埋め立て計画で生産性を高めることで、このテクノロジーから大きな恩恵を受けています。このテクノロジーはGaloreプロジェクトにもプラスの影響を与えており、遠隔地にもかかわらず、2018年に現場でさまざまなフィールドプログラムが実施される予定です。

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