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映画業界を惹きつけるBCの3つの魅力

ブリティッシュ・コロンビア州(B.C.)の映画業界では、『パチンコ』『ピーターパン』、現在製作中の『リバーデール』など、大規模な国際プロジェクトを引き続き幅広く展開しています。“ハリウッド・ノース”に大手スタジオが魅了される理由をご覧ください。

フルサービス・コラボレーション

ブリティッシュ・コロンビア州は、カナダ最大のフルサービスの映画製作ハブであり、北米では長年にわたって、ロサンゼルス、ニューヨークに次いで3番目の規模を誇っています。プロダクションの精鋭、サービス、インフラから、世界最大のアニメーションおよびVFX企業群まで、世界クラスのポストプロダクションサービスを備えたB.C.は、世界的なクリエイティブ業界を牽引する国際的ハブおよびイノベーターとして認識されています。

B.C.の成功のカギは、コラボレーションです。映画制作業界協会、6団体の組合およびギルドが代表するB.C.の幅広く豊かな人材、約23万平方メートル以上のスタジオスペース、さまざまなサービス会社や供給会社、8つの地域フィルムコミッション、35の市営映画事務所、BC貿易投資庁、映画に対する地方税を管理する経済開発組織Creative BC州の地域映画委員会本部が、マーケティングや台本の読み合わせから、業界やコミュニティのイベントまでサービスを提供します。

この他にもすべてのリソースがシームレスかつ戦略的にパートナーとして提携し、B.C.を国内・海外の映画製作に最適な地としています。

さまざまな背景を備えた単一の管轄区

B.C.は、地理的多様性にも恵まれています。木々が生い茂る手付かずの自然や砂漠から、都会、オーシャンフロントや雪山まで、B.C.にはさまざまなロケーションがあり、州全域で利用可能なフィルムコミッションサービスが、あらゆる映画製作のクリエイティブなニーズに応えます。知る人ぞ知る話ですが、バンクーバーのガスタウンは、アメリカの都市のように見えるよう、映画撮影のロケーションに使われる道路や裏通りには今後も電柱を立てないことに同意しています。

さらに、この州はロサンゼルスのタイムゾーンと同じで、ハリウッドからバンクーバーまでのフライトはわずか3時間。このような至近距離の立地も、ハリウッドの映画製作のメリットのひとつです。さらに、製作会社がいつも口にするのは、最高にフレンドリーなクルーに加え、ここが本当に美しい場所であるということです。

Netflix、Warner Media、Prime Video、Apple TVなどの作品の撮影によって、毎年トップクラスのスター達が州のあらゆる場所を訪れています。最近では、ドウェイン・ザ・ロック・ジョンソンがサリーを素晴らしい街として称賛し、映画『See 〜暗闇の世界〜』主演のジェイソン・モモアは、バンクーバー島北部のキャンベル川近くの息を呑むような自然のロケーションを堪能しました。バンクーバーで生まれ育ったライアン・レイノルズは、カナダ、特に故郷のバンクーバーへの強い愛情を伝えています(Twitter:@VancityReynolds)。韓国のスーパースター、リー・ミン・ホーは、アメリカに移民した韓国人家族を四世代にわたって描いたミン・ジン・リー原作の『パチンコ』を撮影しています。この原作はバラク・オバマ元米大統領の推奨読書リストの1冊に選ばれています。Instagramだけで2,350万人のフォロワーを持つリー・ミン・ホーのファンたちが見ているB.C.は、美しく多様性に富んだ風景に憧れる新しいファンを惹きつけて行くことでしょう。

現在製作中の作品をご覧ください。

サステナビリティ:公平性と環境

B.C.は、社会的にも環境的にも、経済的成功と生産能力の確保に加えて、業界のサステナビリティを優先してきました。

ブリティッシュ・コロンビア州での環境的に持続可能な生産の取り組みは、トレーニング、教育およびインフラ資源、生産用途の炭素計算機などを含む、業界が支援するイニシアチブであるReel Greenによってやりやすくなっています。 環境にやさしい行動は、業界の全体的な環境フットプリントの改善に向けて、プロダクションが環境への影響を軽減することに役立つ、一連のベストプラクティスを中心としています。

あらゆる風景がすべて至近距離にあるので、プロデューターの皆さんはこの地の利を活かして、フライトをさらに減らして1つの州で全ロケーションにアクセスし、カーボンフットプリントを低減することができます。キャストやクルーが美味しい地産の農産物や新鮮なシーフードを堪能できるのも魅力のひとつ。また、B.C.はエネルギーの98%を再生可能なエネルギー源から生成しているので、プロダクションがより環境にやさしくなります。バンクーバーは、世界で最も環境にやさしい国際都市として、常にランクインしています。

公平性、インクルージョン、労働力のサステナビリティの面では、急速に成長する業界の7万人近いアーティスト、技術者、デジタルデザイナー、エンジニアの人材ベースが大半となっているB.C.の映画業界のネットワーク全体が、この分野が提供する経済的機会に全州民がアクセスできるようコミットしています。国内のプロデューサー、協会、組合、ギルド、実写サービス、アニメーション/VFX、ポストプロダクションコミュニティ、そして数百もの信頼できる業界サプライ企業は、ターゲットを絞った各社独自のイニシアチブを通して、公平性、多様性、インクルージョンに取り組んでいます。労働力のトレーニングから業界の魅力、業界内でのさまざまなキャリアの促進まで、すべてのコミュニティからスキルを備えた個人が映画業界に参入できるよう、より分かりやすくアクセス可能な入り口を拡大することに注力しています。誰でも参入できる明確かつ意図的な経路を設けて、この労働力を強化することも、その一環です。

社会的に持続可能な業界にするために、公平性・多様性・インクルージョンを重視した大規模なB.C.のリソースディレクトリであるCollective Bunchは、バンクーバーを拠点とするコンテンツクリエイターが開始したもので、映画業界で働く地域社会の文化的に多様な(IBPOC)クルーやクリエイティブな人材を紹介しています。もう1つのリソース、Calltime: Mental Healthは、ブリティッシュ・コロンビア州の映画業界組合によって設立されたイニシアチブです。B.C.の映画関係者やその家族は、メンタルヘルスやアルコール・薬物乱用へのサポートとして、このリソースを活用することができます。

先住民族のクリエイターや人材は、『Monkey Beach』など、人気の映画のトレンドと伝統的なファーストネーションの教えや歴史を組み合わせた作品を製作しています。プリンスルパートの南にあるキティマト周辺で撮影された『Monkey Beach』は、ハイスラ文化、スピリチュアリティ、超自然の力が一体となった作品です。ドキュメンタリーシリーズの『The Wild Ones』は、B.C.のカリブー地方で野生の馬の個体数を管理する、Xeni Gwet’inと非先住民のカウボーイのチームを追った作品。映画業界の多様性と拡大するサステナビリティを支援することは、誰にとっても奏功する経済構築の一環となっています。

B.C.のクリエイティブ業界について詳細を知りたい方、B.C.で次の作品を制作したい方は、州フィルムコミッションの本拠地であるCreative BCまでお問い合わせください。ブリティッシュ・コロンビア州の革新的かつサステナブルでインクルーシブな映画やテレビ番組の製作機会をお見逃しなく。LinkedInまたはTwitterでBC貿易投資庁をフォローし、定期的に最新情報を入手しましょう。

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