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B.C.のアグリテック イノベーションが日本を席巻

カナダのブリティッシュ・コロンビア州(B.C.)は、優れた漁場、サケが繁栄する国際的にも有名な河川、さまざまな魚介類を産む手つかずの海洋農業エリアで有名です。B.C.は、水産産業に多大な付加価値をもたらす水産養殖の主要プレーヤーも数社擁しています。

2023年8月23日から25日にかけて東京で開催された第25回ジャパン・インターナショナル・シーフードショーで、責任ある水産養殖と水産養殖の強化に熱心なB.C.のアグリテック(農業技術)企業2社が革新的なソリューションを発表しました。このイベントは、潜在顧客やパートナーに自社のテクノロジーを紹介する重要な機会を提供しています。

展示会のポスターを背に話す人々。

消費者が透明性を求める傾向が高まり、世界的な認証や規制が厳しくなるにつれて、どこでどのように魚介類を収穫するかについての情報を共有することが不可欠になっています。B.C.州バンクーバーに本社を置く水産物の生産履歴追跡(トレーサビリティ)ソフトウェアの世界的リーダーであるThisFish(ディス・フィッシュ)は、デジタル化、トレーサビリティ、イノベーションを通じてシーフード業界の収益性と持続可能性を高めることを使命としています。ThisFishの担当者は、Tallyのトレーサビリティとワークフロー ソフトウェアをBC貿易投資庁(Trade and Invest BC)のブースで発表するために日本を訪れました。BC貿易投資庁の現地代表者の支援を受けて、ThisFishは、製品に関するデータをデジタル化し、生産のすべてのステップを通じて追跡する必要がある多数の日本のシーフード企業と契約を結びました。

Industrial Planktonの光バイオリアクターの周りに集まる人々。

一方、近くには、B.C.州ビクトリアのもう1つのアグリテック企業であるIndustrial Plankton(インダストリアル・プランクトン)が、水産養殖孵化場、研究機関、バイオテクノロジー施設で藻類を栽培するのに使う、すぐに使える光バイオリアクターを潜在的なバイヤーやパートナーに紹介し、自社のテクノロジーが信頼性、使いやすさ、バイオセキュリティにおいていかに優れているかを強調する有益なプレゼンテーションを行いました。参加者は、Industrial Planktonの光バイオリアクターが従来の方法よりも1平方フィートあたりの藻類を多く生成しながらも、床面積や労働力、水をほんの少量しか必要としないことを学びました。これは、安全で高密度の藻類を効率的に生産できる信頼性の高い機器のおかげによるものです。情報セッションの多くの参加者は、世界30カ国に光バイオリアクターを展開してきたIndustrial Planktonの技術が日本でどのように応用できるかを探ることに熱心でした。

東京で参加した3日間のショーに手応えを感じながら、ThisFishとIndustrial Planktonは日々の業務を管理するためB.C.に戻り、日本ではBC貿易投資庁の現地担当者が、今年の海産物と技術の展示会で生み出された勢いに乗って、各企業と緊密に協力し続けます。

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