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BCアグリテックの実りある未来

未来の農業は、より少ない資源、より少ない二酸化炭素排出、より少ない労働力で、増大する世界の人口の食糧を生み出すことに重点が置かれます。どんな未来像になるのでしょうか。キノコ刈り取りロボットや、ディナープレートにステーキの原産地を表示するQRコードなど、革新的で変化の著しい農業産業の未来が予想されます。

ブリティッシュ・コロンビア州(B.C.)は、世界クラスの質の高い農産物と水産物で評判を博しており、当然の流れとして、州内にアグリテックが新興産業として台頭しています。農業と漁業はB.C.の経済に不可欠であり、テクノロジーが原動力となって、より高品質の農業商品をより多く生産するよう業界を促してきました。すでに150社を超えるアグリテック企業が存在し、そのすべてがサステナビリティを促進するイノベーションとテクノロジーのリーダーです。

新型コロナ感染症は、労働者がソーシャルディスタンスを保つことができない世界のサプライチェーンと食糧生産施設に、大きな影響を与えました。そこで、生産プロセスを最適化するためにテクノロジーを使用するニーズが高まりました。このセクターの成長を支援するため、ブリティッシュ・コロンビア政府は、BC新型コロナウイルス経済復興強化プランの下で、750万ドルのアグリテック助成金プログラムを策定しました。このプログラムにより、B.C.に拠点を置く、新テクノロジーの探求と国内食糧生産の増大を重視する企業に最大50万ドルの資金が提供されました。助成金の受益者であった企業の1つにTechBrew Roboticsがあります。同社は、収穫できるサイズに成長したキノコを見つけて刈り取るロボットを開発しています。人工知能を搭載したロボットアームを導入することで、労働力不足の影響が軽減され、キノコ農場の収穫量が増大すると予測されます。

Bakerview EcoDairyは、アグリテック助成金プログラムから23万ドルを供与され、牛肉製品に関するデータを提供するブロックチェーン暗号化情報管理システムを開発しました。このデータには、家畜の出生地、与えられた餌、そして消費者に届けられるまでの経路が含まれます。これによって、食品の原産地、動物の餌としてホルモンやステロイドが使用されたかどうかの情報を求める多くの現代の消費者のニーズが満たされます。トレーサビリティの確保により、B.C.のサステナブルで高品質の食品の評判が高まります。:)

州政府はまた、2021年3月に新興のアグリテック部門を成長させる目的で、新たにアグリテックコンシェルジュプログラムを導入しました。コンシェルジュは、アグリテックビジネスのニーズを評価し、ビジネスの成長と拡張をサポートし、進出に適した市場を特定する支援を行います。このプログラムは、従業員数が10人超の高成長が期待される企業と、拡張可能なプロトタイプ製品やテクノロジーに焦点を当てています。

アグリテック部門は、主に垂直型成長ソリューション、廃棄物処理管理、食品製造分野で広いテクノロジーを備えています。ブリティッシュ・コロンビア州では、多くの企業がアグリテックのリーダーになる準備ができており、投資機会を提供するため、国際企業は自社の生産プロセスにそれらを適用する価値を見出すことができます。B.C.のテクノロジーについて詳しくは、LinkedInTwitterをフォローしてご覧ください。

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