カナダ女性の日本ビジネスミッション

ブリティッシュ・コロンビア州（B.C.）には、世界的に有名なライフサイエンスおよびクリーンテクノロジー企業が集まっており、2,000社以上のライフサイエンス企業と約300社のクリーンテクノロジー企業を擁しています。同州全域に、多くの優れた教育機関といくつかのCoE（センター・オブ・エクセレンス）があり、より広範なテクノロジーエコシステムにまたがる大規模かつ教育を受けた労働力は、若く、多様性と活力に富む人材によって十分に代表されています。協力的な州政府による支援の下、B.C.はカナダで最も急成長中のライフサイエンスセクターを有しており、カナダのクリーンテクノロジー企業の25%がバンクーバーに拠点を置いています。ライフサイエンスおよびクリーンテクノロジー・セクターの更なるサポートを目的に、昨年Asia Pacific Foundation of Canada（カナダ・アジア太平洋財団）（APFカナダ）は、カナダ政府、Air Canada（エアカナダ）、Shiseido Canada（資生堂カナダ）からのスポンサーシップ、そして州政府からの支援の下、2022年に第二回カナダ女性の日本ビジネスミッションを発足しました。

APF Canadaは、カナダ政府と企業および個人の寄付者による資金提供を受けている非営利団体です。カナダとアジアとの関係に焦点を当てたAPF Canadaは、アジア太平洋全域の利害関係者に政策上の考慮事項とビジネスインテリジェンスを提供します。カナダ女性の日本ビジネスミッションは、2022年12月5日から9日にかけて行われました。同ミッションの目的は、ジェンダーインクルーシブな貿易の促進、中小企業（SME）の支援、そして環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP）における最大の経済圏とカナダ企業間の国際的パートナーシップの加速によって、カナダの女性起業家と日本企業を結びつけることでした。

このプログラムは、東京と大阪での研修、B2Bのコネクション作り、市場内プロモーション、カンファレンス、ラウントテーブルで構成されていました。ブリティッシュ・コロンビアのデジタルヘルス企業4社、クリーンテクノロジー企業3社、エネルギー企業1社、そしてライフサイエンス企業1社を含め、合計で35社のカナダ企業が参加しました。B.C.の企業には、Conquer Experience、MindfulGarden Digital Health、ThyForLife Health、TochTech Technologies、Origen Air Systems、Solaires Enterprise、Moment Energy、Joni、Rainstick Showerなどが含まれていました。B.C.貿易投資庁の担当者（TIR）は、プログラムを通じて創出された貿易機会の特定・進展に関してB.C.の参加者を支援しました。

B.C.貿易投資庁の担当者（TIR）は、このミッションの前にB.C.企業に接触し、企業の事業、また今回の取り組みに対する理解の向上に努めました。その後、B.C.貿易投資庁の貿易専門家は、現地ネットワークを通じて企業、病院、学界などの潜在的な利害関係者を特定しました。ミッション期間中、B.C.貿易投資庁の担当者（TIR）は、東京と大阪の訪問中にB.C.の参加者に同行し、B2Bミーティングの進行も支援しました。こうした支援は、このミッションの終了をもって終了したわけではありません。ミッションの終了後、B.C.貿易投資庁の担当者（TIR）は将来的な関係構築を支援するため、B.C.と日本の両方のビジネスをフォローアップしました。例えば、BC貿易投資庁は、参加するライフサイエンス企業のために様々な国内外の放射線治療プログラムの専門家を特定しました。B.C.の参加企業の1社であるThyForLife Healthからは、BC貿易投資庁が「期待をはるかに上回る形で、今回のミッション中に私と会社をサポートしてくれました」というフィードバックが寄せられています。

BC貿易投資庁は、このような形でブリティッシュ・コロンビアの企業を支援しています。私たちは、現地および外国市場における買い手と売り手のマッチング、および国際市場への市場参入支援によって、B.C.の事業成長をお手伝いします。私たちのグローバルな貿易・投資の専門家は、米国、インド、日本、中国、韓国、ヨーロッパ、東南アジアに拠点を構えています。私たちのグローバルネットワークについて、詳細はこちらをご確認ください。